株式会社サンライズ様向け

AI×ワークフロー 業務改革提案書

既存の基幹システム(スーパーカクテル)を活かし、ワークフロー自動化とAIデータ活用で
現場の業務負荷を削減し、社内AI内製化を実現する段階的導入プラン

作成日: 2026年5月27日 提案元: 株式会社ピースフラットシステム Version 1.0

提案概要

ヒアリング内容をもとに、サンライズ様の業務課題に最適なAI×ワークフロー導入プランを提案いたします

ヒアリングで見えた3つの課題

1. データはあるが、活用できていない
スーパーカクテル(基幹システム)にデータは蓄積されているが、取り出しにくく、分析・共有に至っていない。報告して終わりで改善につながっていない。

2. 属人的な手作業が現場を圧迫している
受発注処理→工場振り分け→仕入連絡のワークフローを8人時で処理。夕方の遅い時間に集中し、主婦層のスタッフに負荷が偏っている。

3. 新しいシステムを入れても「自分ごと」にならない
外部に作ってもらったツールは社内に定着しにくい。社員自身が「作れる・使える」実感を持てる内製化アプローチが求められている。

❌ 従来のアプローチ

  • ・ システム会社に要件定義を依頼 → 数百万円の見積もり
  • ・ 1つの機能追加でも100万円超のカスタマイズ費用
  • ・ 他人が作ったツールは社内に定着しない
  • ・ CSVを手動で出力 → Excel加工 → 報告して終わり
  • ・ 改善提案をしたくても、コストが壁になって進まない

✅ 本提案のアプローチ

  • ・ スーパーカクテルはそのまま維持。つなぎ部分のみ開発
  • ・ ワークフロー自動化で、手作業の削減を即実感
  • ・ AIで自然言語からデータ分析。「こういうの見たい」で完結
  • ・ 社員自身がAIを使えるようになる内製化支援
  • ・ 月額伴走型。合わなければいつでも終了できる

支援方針:「内製化」を軸にした伴走型支援

システムを作って納品するのではなく、御社が自走できる状態を目指します

なぜ「内製化」なのか

津田社長ご自身がAntiGravityを使い「自分の言葉で指示するだけで作れる」体験をされたように、
AIの時代では「システム会社に発注する」から「自分たちで作る・改善する」へと大きく変わりつつあります。

外部に作ってもらったツールは「会社に与えられたもの」として他人事になりがちですが、
自分たちで作ったものは「自分ごと」として使い続け、改善し続けることができます。

当社の役割は「ゼロ→イチの立ち上げ」「詰まった時の即時解決」「最新AI活用の提案」の3点です。

🚀

ゼロ→イチの立ち上げ

最初の成功体験を一緒に作ります。
最低1つのワークフローを構築し「こんなことができるんだ」を実感

🛟

詰まった時の即時解決

API連携、データ取得、トークン設定...
技術的な壁にぶつかった時、すぐに巻き取って解決

💡

現場型AI活用の提案

最新ニュースではなく「実務で使える事例」を提案。
御社の業務に合うワークフローを一緒に設計

AI勉強会の実施

月曜午前の幹部会議の中で30分程度のAI勉強会を実施することも可能です。
MCP・API・ワークフローといった概念を、実例を交えてわかりやすくご説明します。
「面白そう」「自分でもやってみたい」と思える社員を一人でも増やすことが、内製化の第一歩です。

システム構成図

スーパーカクテルを中心に、AIワークフローを接続するイメージ

▼ 現行システム(変更なし)
📦 スーパーカクテル
内田洋行・基幹システム
💬 Chatwork
社内チャット・報告
📊 Excel / CSV
各種集計・報告
🏭 工場業務システム
ラベルプリンター等
⬇ CSV / API ⬆
▼ 新規構築エリア(当社が伴走支援)
⚡ ワークフローエンジン
受発注→振り分け→連絡の自動化
🔌 MCP / データ連携
スーパーカクテルのデータを
AIから直接検索・分析
⬇ ⬆
🤖 AI エンジン
分析 / 自然言語処理 / レポート生成

MCP(Model Context Protocol)でできること

スーパーカクテルからCSVで吐き出したデータ、あるいは直接接続したデータに対して、
自然言語で自由に検索・分析ができるようになります。

例:「過去3ヶ月で一番売上が多い商品カテゴリは?」
例:「先月の予算対比で遅れている部門はどこ?」
例:「今月のキャベツの仕入単価の推移を見せて」

BIツールのように決まったグラフを見るのではなく、思いついた疑問をその場で聞けるのが特徴です。
条件の保存や、定期レポートの自動生成も可能です。

対象システム別 機能詳細・優先度

各システムの必須機能と削減可能な機能を整理し、コストへの影響を可視化しています

必須 — ないと成り立たない
推奨 — あると効果大
削減可 — 後回しまたは省略可能
Phase 1
📋 ① 受発注→工場振り分けワークフロー自動化
夕方に集中する受発注処理〜3工場への振り分け〜仕入連絡を一気通貫で自動化。8人時→大幅削減
▼ 現在のワークフロー(すべて手作業)
📥 店舗から
受注データ受信
📝 原材料の
数量算出
🏭 3工場へ
振り分け表作成
📞 工場・仕入先
へ個別連絡
✅ 確認
やり取り
▼ 自動化後のワークフロー
📥 受注データ
自動取り込み
🤖 AI
数量自動算出
🤖 AI
工場振り分け提案
💬 Chatwork
自動通知
👤 最終確認
のみ
  • 必須
    受注データの自動取り込み・集約 店舗・惣菜部門からの注文データを自動で取り込み、品目別に集計。手入力をゼロに
  • 必須
    キット商品の原材料自動展開 「お好み焼きキット×100セット」→ キャベツ○kg、ネギ○kg 等に企画書ベースで自動展開
  • 必須
    3工場への振り分け表の自動生成 通常ルールに基づき各工場の作業指示書を自動作成。人が確認して送信するだけの状態に
  • 推奨
    仕入担当への必要原材料の自動通知 集計結果から翌日の仕入必要量を自動算出し、Chatworkで仕入担当に自動通知
  • 推奨
    イレギュラー時のAI振り分け提案 工場の稼働状況やキャパシティに応じ、AIが最適な振り分けを提案。最終判断は人が行う
  • 削減可
    工場への自動電話(AI音声通知) Chatwork通知で代替可能。電話が必要な場合はPhase 2以降で対応
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
25%
必須のみ
18%
▼ 7%削減
※ 現場負荷が最も高い業務。Phase 1の最優先項目として推奨。主婦層スタッフの残業削減に直結
Phase 1
📊 ② 売上・業績データ分析ダッシュボード
スーパーカクテルのデータを自然言語で検索・分析。経営判断に必要な情報を即座に可視化
  • 必須
    スーパーカクテルCSVデータの自動取り込み基盤 基幹システムからCSV出力されたデータを自動で取り込み、AIが分析可能な状態に整備
  • 必須
    自然言語によるデータ検索・グラフ生成 「今月の売上は予算対比でどう?」「前年同月比で伸びている商品は?」等をチャットで質問→即回答
  • 推奨
    異常値・変動アラートの自動検知 「予算より遅れている」「前月比で急変動」等を自動検知し、経営陣にアラート通知
  • 推奨
    検索条件の保存・定期レポート化 よく使う分析条件を保存し、毎朝自動で結果を配信。「ダッシュボードを見に行く」必要をなくす
  • 削減可
    MCP直接接続(リアルタイム分析) CSV経由ではなくスーパーカクテルのDBに直接接続。CSV運用でも十分な分析は可能
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
18%
必須のみ
12%
▼ 6%削減
※ まずCSV経由でスタートし、効果を実感後にMCP直接接続へ段階的に移行する方針を推奨
Phase 1
📝 ③ 日報・業務報告の自動化
Chatworkへの報告データをAIが自動整形・集計。「報告して終わり」から「分析→改善」へ
  • 必須
    Chatwork報告データの自動集約・整形 各人がChatworkに送る報告(PDF/テキスト)をAIが自動で読み取り、統一フォーマットに整形
  • 必須
    数値データの自動グラフ化・共有 報告に含まれる売上・生産数等の数値をAIが抽出し、日次推移グラフを自動生成
  • 推奨
    AIによる改善ポイントの自動サジェスト 「前日比で効率が下がった工程」「予算対比で遅れている項目」等をAIが自動指摘
  • 削減可
    報告テンプレートの自動生成・配信 翌日の報告フォームを自動生成。現行のExcel+PDF運用でも対応可能
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
10%
必須のみ
7%
▼ 3%削減
※ Chatwork API連携が必要。トークン取得等の技術サポートは伴走支援の中で対応
Phase 2
🌡️ ④ 工場・倉庫 温度管理自動化
2時間ごとの手動温度チェックをセンサー+AIアラートに置き換え、食品安全管理を強化
  • 必須
    温度センサーによる自動記録 IoTセンサーで工場・倉庫の温度を常時自動記録。紙への手書き記録を完全に廃止
  • 必須
    異常温度時の自動アラート通知 設定した閾値を超えた場合、担当者にChatwork/SMSで即時アラート
  • 推奨
    温度記録レポートの自動生成 日次・月次の温度記録レポートを自動生成。監査・HACCP対応の書類作成を効率化
  • 削減可
    温度トレンド分析・予測アラート 過去データから異常を予測する高度分析。まずは閾値ベースのアラートで十分
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
12%
必須のみ
8%
▼ 4%削減
※ IoTセンサーのハードウェア費用は別途。当社はIoT連携の開発実績も豊富です
Phase 2
🏭 ⑤ 加工作業 進捗管理システム
工場の加工作業進捗をリアルタイムで可視化。ラベルプリンター等の既存設備データも活用
  • 必須
    作業進捗のリアルタイム入力・表示 各工場の作業進捗をシンプルなUIで入力し、全体の進捗状況をダッシュボードで一覧表示
  • 必須
    ラベルプリンター発行データとの連携 既に取得しているラベルプリンターの時間別発行データを進捗指標として自動取り込み
  • 推奨
    遅延アラート・ボトルネック検知 予定より遅れている工程を自動検知し、管理者にアラート。「どこが詰まっているか」を即把握
  • 削減可
    作業効率の自動分析・改善提案 過去データから最適な作業配置を提案。まずは可視化だけでも十分な改善効果あり
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
14%
必須のみ
9%
▼ 5%削減
※ ラベルプリンターのデータ連携方式については、現場確認が必要
Phase 3
⚖️ ⑥ 原材料不足時のAI振り分け最適化
天候不良等で原材料が不足した際、得意先の優先度に基づきAIが最適な数量配分を提案
  • 必須
    得意先優先度マスタの整備 得意先ごとの優先度(A/B/C等)をマスタとして管理。振り分けロジックの基盤
  • 必須
    不足時のAI自動振り分け提案 在庫不足発生時、優先度と発注量に基づきAIが各得意先への配分案を自動生成。最終判断は人が行う
  • 削減可
    得意先への自動通知・代替品提案 数量変更の通知を自動送信。手動連絡でも運用可能。Phase 4以降で検討
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
10%
必須のみ
7%
▼ 3%削減
※ Phase 1の受発注ワークフロー基盤の上に構築。段階的な拡張が効率的
Phase 4
🎓 ⑦ AI内製化支援・社内展開
社員自身がAIを使ってワークフローを構築・改善できる状態を目指す
  • 必須
    AI活用勉強会の実施(月1〜2回) 月曜幹部会議枠を活用し、MCP/API/ワークフローの概念と実践を段階的にレクチャー
  • 必須
    社内AIチャンピオンの育成 興味を持った社員1〜2名を重点的に育成。自分でワークフローを作れるレベルまでサポート
  • 推奨
    社内用AIツールガイド・テンプレート整備 AntiGravity等のツールの使い方ガイドと、よく使うワークフローのテンプレートを整備
  • 削減可
    全社員向けAIリテラシー研修 まずはチャンピオン育成に集中し、そこから社内に自然拡散させる方が定着しやすい
コスト構成(全体を100%とした場合)
フル実装
11%
必須のみ
7%
▼ 4%削減
※ 伴走支援の中で並行実施。Phase 1から勉強会は開始し、Phase 4で本格的な内製化移行を目指す

フェーズ別 導入計画

「自分ごとにする」ための段階設計。まず現場の痛みを解消し、その成功体験から内製化へ

PHASE 1

現場の痛みを解消
  • 受発注→工場振り分けワークフロー
  • 売上データ分析ダッシュボード
  • 日報・報告の自動化
期間目安: 1〜3ヶ月目

PHASE 2

工場の見える化
  • 温度管理の自動化・アラート
  • 加工作業の進捗管理
  • ラベルプリンターデータ連携
期間目安: 4〜6ヶ月目

PHASE 3

AI高度活用
  • 原材料不足時のAI振り分け
  • MCP直接接続(リアルタイム分析)
  • 定期レポート自動生成
期間目安: 7〜9ヶ月目

PHASE 4

内製化・自走
  • 社内AIチャンピオン育成
  • ツールガイド・テンプレート整備
  • 自走体制への移行
期間目安: 10〜12ヶ月目

フェーズ設計の考え方

Phase 1:夕方の受発注処理(8人時)を自動化し、「こんなに楽になるんだ」を現場で即実感。並行してデータ分析基盤を整備し、経営陣の意思決定を支援。

Phase 2:工場の温度管理・進捗管理を自動化。「紙に書いて終わり」から「リアルタイムで見える・アラートが飛ぶ」へ。

Phase 3:Phase 1で構築した基盤を高度化。欠品時の自動振り分けやMCP直接接続で、さらなる効率化を実現。

Phase 4:社員自身がワークフローを作れる状態を目指す。「面白い、やってみたい」と思う社員を起点に、社内に自然拡散させる。

スケジュール(ガントチャート)

12ヶ月間の全体スケジュール。Phase 1で成果を出し、社内の合意を得てから次フェーズへ

タスク M1M2M3 M4M5M6 M7M8M9 M10M11M12
▎Phase 1 — 現場の痛みを解消
📋 受発注→工場振り分けWF
設計
開発
検証
📊 データ分析ダッシュボード
設計
開発
調整
📝 日報・報告の自動化
開発
検証
★ Phase 1 成果報告
▎Phase 2 — 工場の見える化
🌡️ 温度管理自動化
設計
開発
検証
🏭 加工進捗管理システム
設計
開発
★ Phase 2 成果報告
▎Phase 3 — AI高度活用
⚖️ 欠品時AI振り分け最適化
設計
開発
検証
🔌 MCP直接接続・高度分析
構築
検証
★ Phase 3 成果報告
▎Phase 4 — 内製化・自走
🎓 AI勉強会(並行実施)
勉強会
勉強会
勉強会
勉強会
勉強会
勉強会
勉強会
勉強会
勉強会
育成
育成
移行
📖 ガイド・テンプレート整備
整備
整備
★ 最終報告・自走移行
Phase 1: 現場の痛みを解消
Phase 2: 工場の見える化
Phase 3: AI高度活用
Phase 4: 内製化・自走
マイルストーン

コスト構成サマリー

全体を100%とした場合の各システムのコスト比率と、必須機能のみに絞った場合の削減効果

Phase システム フル実装 必須のみ 削減幅
P1 📋 受発注→工場振り分けWF 25% 18% ▼ 7%
P1 📊 データ分析ダッシュボード 18% 12% ▼ 6%
P1 📝 日報・報告の自動化 10% 7% ▼ 3%
Phase 1 小計 53% 37% ▼ 16%
P2 🌡️ 温度管理自動化 12% 8% ▼ 4%
P2 🏭 加工進捗管理 14% 9% ▼ 5%
Phase 2 小計 26% 17% ▼ 9%
P3 ⚖️ 欠品時AI振り分け 10% 7% ▼ 3%
Phase 3 小計 10% 7% ▼ 3%
P4 🎓 内製化支援・社内展開 11% 7% ▼ 4%
Phase 4 小計 11% 7% ▼ 4%
合計 100% 68% ▼ 32%削減可能

コスト最適化のポイント

全機能をフル実装せず、各システムの「必須」機能のみに絞ることで、全体コストの約32%を削減できます。

特に削減効果が大きいのは以下の項目です:

受発注→工場振り分けWF(▼7%)— AI音声通知を省き、Chatwork通知+手動確認に集中
データ分析ダッシュボード(▼6%)— まずCSV経由でスタート。MCP直接接続は効果実感後に
加工進捗管理(▼5%)— 自動分析・改善提案は省き、まず「見える化」に集中

「推奨」「削減可」の機能は、各Phase完了後のフィードバックを踏まえて順次追加できます。
特にPhase 1(53%→37%)は、必須のみに絞っても現場の効果が十分に実感できる構成です。

まとめ

項目 内容
支援方針 「作って納品」ではなく「内製化を伴走支援」。御社が自走できる状態がゴール
基幹システム スーパーカクテル(内田洋行)はそのまま維持。CSV吐き出し→AI分析の基盤を構築
最優先テーマ 受発注→工場振り分けワークフロー(8人時の手作業を大幅削減)+ データ分析ダッシュボード
対象システム 全7システム(Phase 1〜4で段階的に導入)
コスト最適化 必須機能のみに絞ることで全体の約32%のコスト削減が可能
勉強会 月曜午前の幹部会議枠でAI勉強会の実施が可能。Phase 1から並行スタート
リスク管理 月額伴走型のため、効果が見えなければいつでも終了可能。最小リスクで開始できる

Next Step

本提案書の内容をご確認いただき、Phase 1で着手するワークフローの優先順位
AI勉強会の実施タイミング(月曜幹部会議枠)をご検討ください。

あわせて、業務担当者様のご復帰後に現場ヒアリングを実施し、
受発注ワークフローの詳細設計に着手いたします。